先日、ニュースを見ていたら、とあるIT企業が初任給を引き上げ、大卒初任給を42万円とすると報じていた。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODL257XR0V20C22A7000000/
「へー、儲かってる会社は違うなー。」と思うほど純粋ではない私は、早速裏をとってみた。なにせ、当社の初任給は修士で230,000円だから。これでも、上場企業の平均的な初任給よりは高んだけど。
どうやら、
- 年俸の12分の一を初任給と言っているらしい。年俸にボーナスという概念はない。
- その算定基礎になる月給は、基本給25万円+固定残業代17万円=42万円その12ヶ月が年俸。
https://news.yahoo.co.jp/articles/305703f1eda69a3e3cf2b1223ec46faf16da84b0
簡単にいえば、1年目でもらえる「年俸」は、42万円✕12=504万円ということだ。2年目の昇給、年俸はあきらかでないが、基本給が数万円も上がるとは考えにくい。そもそも、月80時間のみなし残業というのはとてもグレーです。
当社の新人の、2年目の年収は、住居手当などを含み480万円くらい。当社でも、2年目は裁量労働を適用するが、みなし残業時間は月30時間弱。実績では、月平均20時間を超えることはまずない。
こういったトリックを使う会社は多く、注意が必要ですね。十分理解して、選択肢に入れることは問題ないけど。
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