web就活テストを替え玉で受験した男が逮捕されたという。
当社でもwebテストを使っている。コロナ禍前までは自社の会議室で実施していた。以前、地方の学生のため会場テスト(地方の主要都市で会場を設けてテストを代行してくれる)を利用したことがあったが、どうも結果と実際の面接の印象に違和感があり中止した経緯がある。会場テストで替え玉が可能とは思わないが、リアルでのテストに比べると良い結果が出る傾向があるように感じ敬遠していた。
しかし、コロナ禍で学生を自社に呼ぶこともままならなくなりwebテストを使うようになった。さてここで問題だが、webテストで良い点を取れば就活を有利に進められるか..ということである。私はそうは思わない。
たとえば、当社でも「webテストで良い点をとった人が、入社して必ずしも活躍するとは限らない」という経験から面接を重視するようになった。自身の研究について理路整然と説明できるかなど、設計者として必要な素養を見極める質問を投げかける。webテストの点数がよくてもしっかり勉強してない人は必ずボロがでる。
また、運良く入社したところで周りのレベルについていけず落ちこぼれるのがオチだ。いわゆる3年3割の仲間に入ってしまい、周りに迷惑をかけるだけでなく、自身のキャリアへのダメージは計り知れない。
いつも申し上げるとおり、会社の大小やブランドに惑わされず、自分の将来を託せる企業かどうかをしっかり見極めてチャレンジするのが良いと思う。
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