コスモリサーチのビジネスは、先行開発から始まります。

例えば、ソフトウエア無線開発プラットホームSPD Booster x8010
数年前、SDR(Software Defined Radio)が注目された時期がありました。他社からいくつか製品も出ていたのですが、いずれも、学生実験の域をでないレベルのものでした。

そこで、自分たちで使えるSDRを目標に開発がはじまりました。

先行開発フロー

まずは、仕様を決め、ハード、ソフト、ライブラリを開発して評価検証します。

開発したSDRプラットホーム

 

試作がまとまると、展示会に出品。エンジニアが直接顧客にアピールします。展示会はビッグサイトやパシフィコ横浜などで開催され、昼は展示、夜は飲み会と、なかなか楽しいです。顧客と話す機会にもなるので、新たな需要を掴む意味もあります。

展示会

ここでは、メーカのエンジニアの目にとまりました。その話は、アナログメインの技術で航空管制用無線機を作っているが、部品はないし、アナログのエンジニアも手薄で、SDR技術を採用したいとのこと。まさに、我々の目論見通りで、顧客と協業、航空管制用無線機を開発。顧客とともに、防衛省へ納入しました。

開発した無線機

今年のテーマは、RF SoC

2022年現在、最新のテーマは、RFSoC。高速のAD,DA変換器と大規模FPGAを搭載したユニットで、ミリ波帯の通信や、5Gに関する開発などに応用が期待されています。

RF SoC展示会用パネル

刺激的なプロジェクトで磨く技術

コスモリサーチの新人たちは、このようなプロジェクトのなかで、まずは比較的簡単な開発から担当し、徐々に技量を高めていきます。常に新しいテーマがありますので、退屈する暇はありません。

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